一般に、粒子は、時刻tにおいて、空間座標x,y,zにより、空間内の一点を示し、粒子の存在を確定する。
このときに、空間と座標とは、一体不可分の関係にあり、空間から分離独立した座標は、あり得ない。座標と空間は一体不可分の関係にある。
座標と空間が、一体である中、粒子と座標もまた一つに繋がっている。
時間も粒子の存在に繋がっている。時間なくして粒子なく、粒子無くして時間無しの関係にある。
粒子の存在と時間とは、一つに結びついている。
よって粒子は、時間と一つであり、粒子は座標と一つであり、座標と空間も一つである。即ち、粒子座標空間時間は一体不離の関係にある。これを一体仮説と定義する。
一体仮説によれば、量子力学の観測問題、EPR問題において、A粒子がアップスピンで、B粒子がダウンスピンであるとき、A粒子がアップスピンであると観測された瞬間に、B粒子のダウンスピンが、決定する。
一体仮説により、情報伝播速度の問題は、なくなり、波動関数の収束の問題もなくなり、観測問題は、解決する。
全ては一つの運動であることを意味している。
観測問題は、粒子と時間と空間がすべて、バラバラで、分割可能な存在であるという認識、真実でないことを、真実であると認めてる誤った認識によつて生じていた問題である。