私は存在する

　私は存在しないとする判断は、下すことが出来ない。

　如何なる判断を下すとしても、判断するための前提として、私が存在するという土台が必要である。

　私が存在しないとする判断は、判断の前提条件が満たされず、判断自体が成り立たない。

　従って、私は存在するという判断だけが成立する。私は存在する。

　神は遍在である。私の内に神は存在する。私と神は一体である。

　神は遍在である。神は無限である。私の心は無限である。私の心は、空間を超えている。私の心は、時間を超えている。

　私の心は時間と空間を超えた存在である。すべては、私の心の内にある。すべてが私の内にあるのであれば、私の外に見えるものは幻である。

　私の心が、無限であれば、私の心は宇宙と一体である。他の人と私は一体である。他の人の姿は幻である。他の人と私は唯一人、一体である。　

　私の心、私の命は、他の人の命と一体である。戦う相手の命は私の命である。敵を殺すことは私を殺すことである。

　神は遍在である。粒子の中に神が存在する。神はすべてを知っている。神と一体である粒子は、神と共にあり、すべてを知っている。粒子は英知である。粒子の中に英知が存在する。

　粒子の中に意識が存在する。粒子の中に意思が存在する。粒子の中に命が存在する。粒子は神の似姿である。