点Aが存在する
時刻tにおいて、座標x、y、zに存在する点Aを考える。
点Aが存在する、その第一原因のことを神という名称で定義する。
どのような点Aを選んだとしても、点Aの第一原因は存在する。
あらゆる点Aについて、神は存在する。神はあらゆる点に存在する。神は遍在である。
神は目に見えない存在である。神は目に見えないというただ一つの性質を持ち、ただ一つの要素からなる存在である。
神は二つ以上の要素からなる複合体ではない。神は、ただ一つの要素からなる、単一体である。
粒子の中に神は存在し、粒子と神は一体である。
私の中に神は存在し、私と神は一体である。
粒子と神と私は一体である。
宇宙と神は一体である。
神は空間を超えた存在であり、単一体であるから、神が意識した瞬間に、意識した内容は、宇宙に広がる。
神が意識した瞬間に、神の意識の内側に全宇宙が存在している。
神の思考は、一瞬で、宇宙の全域に広がる、時間を要しない過程である。
人は神の似姿である。人は肉体に宿る神である。私の中に神は存在し、私と神は一体である。
私の心の中に神が存在し、神の中に宇宙は存在し、私の心の中に宇宙は存在している。
神は空間を超えた存在であり、神と一体である私の心は、空間を超えた存在である。
私が心の中で、意識した瞬間、意識の中に宇宙は存在し、意識の内容は宇宙に広がる。時間を超えた、時間を要しない過程である。