目に見えない存在

　心は存在している。心の中で感じている。自分の意識は存在している。

　目に見えない存在は、空間の位置を指定できない。その存在する位置も時刻も指定できない。位置を決定出来ない物は計測不能である。空間を超越した存在であり、空間を超えている。

　至る所に存在し、遍く存在する。

　空間のどの地点においても、どの位置においても、目に見えない存在として存在している。即ち遍在である。

　目に見えない存在は、空間を超えていて、遍在する。即ち目に見えない存在は、無限である。

　目に見えない存在は、ここから先は外、ここからこっちは内と判定し、識別出来る境界もない。目に見えない存在だから。即ち外と内を決める境界、限界がない。

　目に見えない存在は境界がない、無限の存在である。

　時間についても同様である。目に見えない存在は、位置だけでなく、時刻も指定できない。目に見えないから、その位置と時刻を指定できない。時間を超えて存在する。

　すべての時に存在する。目に見えない存在は永遠の存在である。

　目に見えない存在である心は、時間と空間を超えた存在、永遠無限の存在である。

　無限の心に外側はなく、内側のみが存在する。

　無限の心の内側に、宇宙が存在し、すべてが存在する。すべては、私の心の内側に存在する。

　すべては、内に存在する。

　目に見えない命の内側に宇宙のすべてが存在する。

　目に見えない霊魂は、永遠無限の存在である。永遠の存在、無限の存在は、消滅することが出来ない。永遠不滅の霊魂は存在する。私は永遠不滅の霊魂である。

　目に見えない存在、命は生き通しの存在で、肉体の場合の様な生と死はない。魂は存在し続ける。繰り返し転生し、輪廻する。

　私は永遠無限の生き通しの命である。

　目に見えない存在というただ一つの要素からなる私は単一なる者。即ち私は、単一体である。

　単一体である私の命は、無限であり、宇宙をその内側に含んでいる。私の命は宇宙と一体である。

　私の命が、宇宙と一体であり、他の人の命も宇宙と一体であるから、私の命と宇宙と他の人の命は一体であり、ただ一つの命、ただ一つの存在である。

　すべては一つである。