脳の内部に電極
を差し込んで、微弱な電流を流すと、昔の記憶が鮮明によみがえる位置があるという。
脳の内部には記憶の保存される領域が存在する。読み出された記憶は脳波という電気信号となり、神経を通って脳中心部へ進み、心の中に昔の思い出が再現される。
患者は、部屋の中にいる今の状況を意識しつつ、昔の思い出と現在の意識との両方を意識するという。
今現在の意識は心の中から、脳中心部で脳波に変わり、神経を通り、今現在の意識を記録すべき位置に記録保存し続けられる。
記憶を読み出す神経と、現在の意識を記録するための神経の双方向の2つの伝送路が常時働いている。
神経の中を通る脳波が脳中心部へ進み、心の中に入ると思い出がよみがえる。
今の意識が、心の中から、脳中心部の神経の一端に入り、脳波に変化して、神経の中を進む。
ここで、心の中の思考が、脳中心部の神経の脳波に変わる瞬間、心の思考は、脳波という電気信号に変わる。
代表的な脳波は、周波数10Hz、振幅50μV、の交流信号である。脳波は、電気エネルギーである。
アインシュタインによるとエネルギーEは質量mを持つ。
m=E/c2
cは光速度。
ニュートンによると、質量mの物体と質量Mの物体との間には力
f=GmM/r2
が働く。Gは万有引力定数。rは距離。
心の中の思考は、脳波となり、脳波は質量を持ち、物体を引き寄せる。
思考は物質化し、思考は現実となる。