農業メモ

農業の日々の気付きをしたためてみます。ふと浮かぶ気づきひらめきいい気分。

農協カレンダー

 農協カレンダーが毎年配られる。中身は毎年一緒かな。米の種籾の消毒のし方とか肥料とかをすすめてある。

 家は無農薬無肥料米だから、要らない。

 種子消毒したら、種の生命力をそぐ。肥料をやれば収量は増える。しかし虫が来る。虫にはこの農薬が良いですと農協に用意してあります。ヘリコプター消毒しましようとくる。

 肥料は、濃度勾配による拡散で、植物体内に侵入するのだと私は思う。肥大するのだ。やけどして水ぶくれしてるのだ。養分の選択的吸収ではない。

 肥料の侵入により植物は肥大し、表面積が増加する。光合成効率は上り、急に成長する。茎は伸長し、実は重くなる。

 根を張る努力は無しで、十分な栄養を受け取ってしまう。根が張らず、茎は長く、実は重い、頭でっかちの稲になる。

 株は密に植えてある。台風が来ると、横倒しされる。頭が重くて倒れる。茎が長くて、倒れかかると、起き上がれない。

 密に株が植えてあるから、一本倒れるとまとめて倒れてゆき、なかなか復元できないで、倒伏が連続して起きてしまう。

 倒伏するとコンバインが入れない。なんとか刈り取っても収量は落ちる。そんなときは農協の共済が救ってくれる。

 バンザーイとなつている。けれども、初めから、無肥料ならば、虫こない。から、農薬いらない。

 無肥料で、稲は養分を吸収しようと一生懸命に根を張る。雑草みたいに根を張るので倒伏しない。

 台風なんのその。つまり、農協の共済に入ることもない。災害なし。バインダーで刈り取るので、湿田でも大丈夫、竹ざおを組んで、ハザカケで乾燥させるから、電気代と石油代はいらない。

 十分に乾燥した稲は、脱穀するとパラパラもみが落ちる。藁も売ったりできる。

 コンバインだと一日で刈り取りが終わって便利だなーと思うけど、ね、稲の生ガリするから、水分含んでるのに籾を脱穀するから、効率は落ちる。

 茎は水を含んでるからかなり強い。巻き付くので、コンバインは無理してる。故障する。メンテする。金かかる。

 農協の米の価格知ってる?1俵12000円でしたね。毎年米価は落ちてます。コンバイン価格は高くなる。大型農家ほど機械関連の代金に苦しむ。

 小規模農家が良いと思う。無肥料で無農薬で地球に負担をかけないよう注意していきたいものです。